Cディフィシル毒素とは、Clostridium difficile(クロストリジウム ディフィシル)という、芽胞を形成する偏性嫌気性のグラム陽性桿菌のことである。
健康な成人の5-10%、入院患者では約25%の糞便中から検出される。
芽胞を持っているので完全に除去することが難しく、床やトイレなど病院の環境中からも分離される。
そして、抗菌薬の長期投与によって正常細菌叢が乱れると、C. difficile が異常増殖して偽膜性大腸炎の発症に至り、CDAD(シーダッドと発音、C. difficile 関連下痢症)等を引き起こす。
偽膜性大腸炎の100%、および抗生物質関連下痢症の50〜70%の原因がC. difficile であると考えられている。
C. difficile は、エンテロトキシンとサイトトキシンとよばれる2種類の毒素を産生し、腸管粘膜に傷害・炎症を引き起こす。
芽胞の状態でアルコール消毒が効かないので、感染対策には流水による手洗いが必須である。
この本の著者は、この勉強法を実践することで、代々木ゼミナール全国模試で1位になり、慶應義塾大学経済学部に合格したという経歴の持ち主です。
何気なく手に取ったこの本ですが、とても面白くて読みやすく、1時間程度で読み終わってしまいました。
勉強法について「なるほど!」と思うことが多く、さっそく実践で使っていこうと思っています。
この本の要点は、
1.本1冊を1分で読める「スピード学習法」
2.本60冊を1分で復習する「右脳学習法」
の2つです。
確かに人生の中で一番大切なものは時間なので、その時間を限りなく有効に使うためにも、この勉強法は有効なのではないかと思います。
時間は誰にとっても平等であり、その時間をどう使うかが、自分の人生を決めていくのですから。
この方法ならば、今まで医学書を読むのにかかっていた時間も短縮できるのではないかと思っています。
先日参加した呼吸セミナーの伝達講習を職場ですることになりました。
私はいつも勉強会はパワーポイントでスライドを作ってやっているのですが、今回は伝達講習ということもあり、久しぶりにホワイトボードを使ったアナログな形で勉強会をしました。
すると、いままでとは違った良さが見えてきました。
パワーポイントのスライドを流して説明などしていると、必ず寝てしまう人がいたのですが、今回の勉強会では1人も寝ている人がいませんでした。
ホワイトボードの勉強会では参加者との距離がより近くなる、ということと、ボードに説明を書くという作業で人は興味をひきつけられるのではないかと思いました。
また、今回はいつもの勉強会と少し趣向を変えて、実技を取り入れた勉強会にしました。
肺の解剖を教える時に、参加者同士で実際にランドマークを触診してもらいながら行いました。
その実技を、一番眠くなりそうな中盤にもってきてみました。
その効果もあったのではないかと思います。
今回気付いた勉強会をする上で大切なことをまとめると、
1.ホワイトボードを使うことで、参加者との距離が近くなる
2.ホワイトボードに文字を書くという行為が、参加者の興味をひきつける
3.一番眠たくなる中盤頃に実技を入れると、気分転換になり、集中力が続く
といった感じでしょうか。
デジタルの良さ、アナログの良さ、それぞれあると思いますので、それぞれの良さを活かして、参加者がより分かりやすいように勉強会を工夫していく必要があると思います。
最近、iPod Touchを買ったのですが、これは音楽を聴いたり、ミュージックビデオを観る以外にも、勉強にも活用することができるのです。
私は、音楽用と勉強用、両方の目的で買いました。
どう使うのかというと、医学書の図や写真、文章などをデジカメで撮影し、iTunesを通じてiPodの中に入れ込むのです。
また、パワーポイントで作ったスライドも、保存する時にJPEGの画像として保存すれば、iPodの中に入れ込むことができます。
そしてiPodを持ち歩き、空き時間に画像を開いて勉強するのです。
何度も同じ事を復習して勉強することで記憶が定着するので、どこでも気軽にみられるiPodは最適です。
また、iPod Touchでは写真を見るとき、拡大・縮小なども直感的に指のジェスチャーで簡単にできるので、その楽しさもあります。
この直感的な操作とカッコよく滑らかな動きは、さすがAppleと言いたいです。
ただ、一つだけ改善させて欲しいのは、iPodでPDFファイルも開けるようにして欲しいです。
現状では、JPEGの画像データでなければ開くことができません。
PDFファイルを開くことができれば、さらに勉強への活用が広がります。
例えば、循環器の各種ガイドラインなんかは全てPDFファイルで提供されていますし、ネット上での学術的なファイルはPDF形式で配布されていることが多いのです。
裏の世界では、iPodを改造してPDFファイルも開けるようにできるようですが、iPodが壊れてしまうリスクも伴いますで、そこまではできません。
公式にPDFファイルをサポートしてくれることを期待しています。
本田直之さんの「レバレッジ・リーディング」(東洋経済新報社)という書籍をご存じですか?
よく売れているビジネス書です。(ちなみに、私は大のビジネス書愛好家です)
この本では、ビジネス書を目的を持って読み、そして、そのビジネス書から得た知識を必ずどこかに活かす、と決めて読むことで、より多くの利益を得ることができるし、効率よく、早く(1日1冊ペースでも)読むことができる、というものです。
本に書いてある内容には自分にとって必要な所もあるし、特に必要ない所もあるため、自分にとって必要のない所をダラダラと時間をかけて読むよりも、他の本をたくさん読み、必要な所を集めていく読み方の方が効率が良い、ということです。
今の世の中、本は溢れるように毎日出版されているので、人生でその本を全て読むことは不可能です。
だからこそ、自分に必要な所のみを効率良く読んでいく、ということの大切さが分かると思います。
要するに、「多読」を進めているのです。
私は、この「多読」に賛成です。
これはビジネス書だけではなく、私たちが読む医学書にも当てはまるのではないかと思います。
私は医学書も大好きなので、よく買っていますが、同じ内容の本であっても、本によって見方が異なったり、その本その本で利点があるものです。
全てが完璧に備わった医学書は見たことがありません。
なので、1つの分野においても1冊の本だけではなく、いろいろな本を読んで、いろいろな著者からの教えをいいとこ取りで参考にするようにしています。
ある本では難しくて分からなかった事も、別の本では分かりやすく書いていてすぐに理解できた、ということがあります。
同じ内容でも、説明が分かりにくい本と、分かりやすい本があるのです。
ですから、1冊の本で理解できなくても、自分の頭が悪いから理解できないのだ、とは考えない方が良いと思います。
その本の著者の説明が悪い場合もあるのです。
心臓リハビリテーション指導士や呼吸療法認定士の資格を取る時にも、関連書籍を「多読」して、いいとこ取りで勉強してきました。
これが私の本の読み方でオススメの方法です。
みなさんはどんなふうに本を読まれていますか?
↓これが私が実践している本です。
呼吸療法認定士
心臓リハビリテーション指導士
日本PNF学会講習会修了
SJF研究会アドバンストコース修了
現在は急性期の呼吸リハビリテーションを担当